不当な一時金カットは許さない! 立命館一時金訴訟 弁護士/岩佐 英夫

 学校法人立命館は、20年間にわたり維持されてきた一時金に関する労使合意を無視し、2005年度分以降、一時金の1ヶ月分を一方的にカットしてきました。しかも、そのカットについての合理的な説明・代替措置等もなく、交渉も拒否し続けました。当局の説明は転々とし、最終的には「社会水準」という曖昧な弁解に逃げ込んでいます。しかし、立命館の教職員の給与水準は、他の私立大学と比較して、むしろ低い水準にあるのが実態です。教職員にとって、一時金は生活設計の一部となっており、1ヶ月分ものカットは生活に大きな影響を及ぼします。
 当局は「現下及び将来の諸問題について合意できる環境づくりに向け、真摯に対応されたい」との、労使双方に対する労働委員会斡旋案を受諾しておきながら、“一時金問題は終了した”との驚くべき見解を発表して交渉拒否を続けました。
 また、一時金カットの強行を行う一方、前理事長・前総長の「退任慰労金」を1億6千万円に倍増させました。これは正規の「退職金」とは別なものであり、このような「お手盛り」は、教職員の大きな怒りを呼びました。
 こうした状況が続く中、やむなく164名の原告団が、不当にカットされた一時金の支払いを求めて提訴し、本年2月26日に第1回裁判が開かれ、傍聴席は溢れかえる状況でした。原告の皆さんや支援の方々は、一時金支払いのみならず伝統ある『立命館の民主主義』を取り戻すことを願っています。多くの方々の支援をお願いいたします。


(2008年4月)

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