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国民主権

 日本国憲法の前文には、「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」と記載されています。「国民主権」という四字熟語が意味するところは、日本国憲法前文のこの部分に凝縮されています。
 つまり、権力の権威が国民に由来していること(=神や天皇に由来するものではないこと)、権力の行使は国民の代表者が行う事(=国民が国政を行う主体であること)、権力の成果物は国民が受け取るものであること(=国家権力は国民のためにあるのであって、貴族などの特定の階級のためにそんざいするのではないこと)が、日本国憲法に言われる国民主権の内容なのです。
 これは、「government of the people, by the people, for the people」(人民の、人民による、人民のための政治)というリンカーンの有名な台詞と共通するものです(英語の「of」には、「〜に由来する」という意味があります)。

(弁護士 毛利 崇)

(情報更新:2014年9月)


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