京都南法律事務所 法律相談Q&A

交通事故と保険

この度、マイカーを購入し、その関係で保険にも入らなければと思っています。注意すべきことがあれば教えてください。


加害者の刑事処分のことと奥さんが亡くなったことによる、損害賠償の問題が気にかかることと思います。

強制保険と任意保険の区別
 自動車を運転するということは、常に事故が発生することが想定されますので、被害者の保護のため、自動車の所有者は、自賠責保険に入ることを義務づけられています。よって、「強制」保険と呼ばれています。補償の限度は、傷害は120万円、死亡は3,000万円で、物損については適用がありません。
 強制保険を補完するためのものとして、任意保険があります。大きな事故を起こすこともあり、是非、任意保険にも入ってください。物損にも適用されます。

賠償保険の被保険者
 あなたの自動車を誰が運転しても、保険が支払われるわけではありません。通常は、保険証券記載の被保険者(記名被保険者と言います)、その配偶者、同居の親族、別居の未婚の子、記名被保険者の承諾を得て自動車を使用した人です。
 「運転者年齢21歳未満不担保特約」「運転者家族限定特約」などの特約を設定した場合、どの範囲の人が運転した場合に、保険金が出るかについて、きちんと確認をしてください。

弁護士費用等担保特約
 逆に、交通事故の被害者になり加害者に対して損害賠償請求をする場合、弁護士に依頼することがあります。近頃の任意保険には、上記の特約を付けることが出来ます。検討してください。

人身傷害補償特約
 交通事故に遇った場合、あなたにも過失がある場合、相手方から支払われる金額は過失分が減額されます。しかし、その場合に、減額された分を補てんするという目的で、平成10年10月以降に発売された特約(保険)です。しかし、保険会社毎に、支払い基準があり、必ずしも、損害額の満額(加害者から支払われた分を含めて)が出るわけではありませんので、気をつけてください。

(弁護士 中尾 誠)

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