コラム 石井 達也 
明るい未来に想像を巡らせ

 4月も終わりに近づき、いよいよ初夏、夏の気配が近づいてきました。もっとも、この挨拶は3月の末に書いているので、あくまで想像にすぎませんが。この点、季節とは便利なもので、程度の差こそあれ、なんとなく想像して書くことができます。
 いよいよ気候変動が取り返しのつかないところまで来ていると言われて久しく、いつまでこのような暢気なことを言っていられるかわかりませんが、少なくとも今年の4月がいきなり夏になったり、冬になったりすることはないでしょう。一方で人間の世界の方に目を向けてみると、ひと月先がどうなっているか、皆目見当もつきません。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、それに伴う世界経済への多大な影響、新型コロナウイルス感染症への対策など、人間の世界は日々目まぐるしく変化し続けています。
 とはいえ、あまり気の滅入ることばかり想像しても仕方ありません。想像することは自由です。いよいよ大型連休が始まります。楽しい予定、明るい出来事に想像を膨らませてみてはいかがでしょうか。より多くの人が、明るい未来に想像を巡らせ、当たり前の日々がこれからも続くことを願います。

2022年5月