山背<やましろ>の国のよいこと・よいもの・よいところ… 切り絵とエッセイで紹介します |
番外 藤森神社のあじさいまつり(京都市) |
今回は、趣をかえて、写真で紹介します。 綺麗に晴れた日、藤森神社のあじさいまつりに行って来ました。 JR藤森駅から坂を下ってゆくと京都教育大学がすぐにあり、もう少し下ると藤森神社の南門参道があります。 参道脇の伝統的な家屋の漆喰の白壁と、松の取り合わせは美しいですね。この家はこれからも残ってほしいと思うほど、辺りはもう新しい住宅ばかりです。 境内には、楠の大樹もたくさんあり、「藤森」の地名に相応しい樹木に覆われた神社。その昔は、どのような景色が辺りにあったのでしょうか。近くには深草という地名もあり、藤森祭は深草祭とも言われるそうですから、さぞかし緑の覆われたところだったのでしょう。 また境内には、「不二の水(ふじのみず)」と言われる水がこんこんと湧いています。美味しい水でした。名の意味は、二つとないおしいい水とのことだそうで、特に勝運を授ける水と信仰されているそうです。不二=藤の同音もなんだか面白いですね。藤森神社はまた、端午の節句に武者人形を飾る菖蒲の節句の発祥地とのこと。ますます、昔のことを想像してみたくなります。 紫陽花苑は2箇所あり、どちらも、一面紫陽花ばかりです。また、いろいろな紫陽花も見られます。これだけの紫陽花に覆われていると、紫陽花の香りに包まれているような気にもなりました。
2004年6月4日
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