やましろのくに 山背<やましろ>の国のよいこと・よいもの・よいところ…
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No.109 相楽木綿(さがなかもめん)伝承館(精華町)




 けいはんな記念公園の中にある水景園観月楼内地階の相楽木綿伝承館へは、JR祝園駅か、近鉄新祝園駅で下車、駅前より47系統の路線バスに乗り公園東通りで降りて、東入口から入っていきます。
 相楽木綿伝承館の代表の福岡さんは「明治から昭和10年代にかけて京都府南山城地方で大和機(やまとばた)を使って盛んに織られた風合いの良い相楽木綿が、昭和20年代以降織られなくなり、地域住民のほとんどの方も相楽木綿の古都を知りませんでした。この相楽木綿の復元と伝承を目的に活動しています」と語っておられました。教室が開講されていて、取材当日も受講生5〜6人を熱心に指導されていました。
 相楽木綿は大和機などで織られた手織り木綿織物で無地・縞・絣がありますが、色糸の縞と絣を組み合わせた華やかな者が相楽木綿を代表する柄と言われています。この切り絵は、相楽木綿をバックに大和機と糸車を操作する3人の人物を配した構図にして動きを表現してみました。

(切り絵と文・渡辺 勝)
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