山背<やましろ>の国のよいこと・よいもの・よいところ… 切り絵とエッセイで紹介します |
No.39 荒州(あらす)の寺田芋掘り |
近鉄寺田駅を下車して、宅地化が進む農業地帯のたんぼ道を北西に約1.5km歩くと、国道24号線に出る。国道のガードをくぐり抜けると、そこは一面の芋畑が広がる。近くには、木津川が流れる。荒州芋の“あらす”とは砂地のことを意味し、栗よりうまい「寺田芋」と称するサツマイモの産地として名高い。毎年、秋空の下で、家族連れや子供会、幼稚園児たちのレクレーションを兼ねた芋掘りが行われ、荒州の寺田芋掘り農園一帯は一日中賑わう。500円を支払うと、3株分を掘ることができる。取材に行ったときは、農園開き初日であったが、多数の家族連れで賑わっていた。 (切り絵と文 渡辺勝) 作者プロフィール |