アメリカ、イスラエルのイランに対する軍事攻撃
弁護士 杉山潔志
□アメリカ、イスラエルのイラン攻撃
アメリカとイスラエルは、航空機とミサイルを用いて、イランを攻撃しました。トランプ大統領は、最高指導者アリ・ハメネイ師を殺害して、イラン国民に体制転換を訴えましたが、二男のモジタバ・ハメネイ師が最高指導者に選出され、イスラム革命防衛隊は湾岸諸国をミサイルやドローンで攻撃し、ホルムズ海峡を事実上封鎖しています。
□国際法に違反するイラン攻撃
アメリカとイスラエルによるイラン攻撃は、国際連合憲章に違反する武力攻撃です。しかし、多くのヨーロッパ諸国の首脳や日本の高市首相は、アメリカの軍事攻撃への批判を口にしていません。
□トランプ・高市会談と憲法9条
トランプ大統領は、3月14日、SNSに投稿して、中国、日本やヨーロッパ諸国にホルムズ海峡への艦船の派遣を求めましたが、応じる国はでていません。このような中、高市首相は、3月19日に訪米し、トランプ大統領との会談で、「改正」を目指している憲法9条を持ちだして、艦船派遣を断ったと報じられました。
□憲法9条の輝きを世界に
アメリカとイランは、お互いに戦争終結に向けた和平案を提唱していますが、戦争終結の目途は立っていません。トランプ・高市会談は、歴代政府の解釈改憲のもとでも、戦争の放棄を謳った憲法9条に規範力があることを示しています。憲法9条の輝きを世界に広げ、戦争の終結と国際法が行き渡った正義と秩序のある国際社会を実現させたいものです。
(2026年4月)

