京都南法律事務所

相談予約
075-604-2133
気になる話題

不動産の評価

2024年8月4日

不動産の売買や遺産分けに際して、不動産の時価がいくらなのか問題となることがあります。不動産の時価はどうやったらわかるでしょうか?

固定資産税は、市町村が、不動産がいくらかを決めて税額を算定していますが、これを固定資産税評価額と言います。固定資産税の納付書に書いてあり、また市町村役場で固定資産税評価証明書を出してもらえます。固定資産税評価額は時価とは異なりますが、時価の7割位と言われており固定資産税評価額を0.7で割るとだいたいの時価がわかります。

時価×0.7=固定資産税評価額 → 時価=固定資産税評価額 /0.7

相続税は、路線価で計算します。国税局は通り毎に㎡あたりの路線価を決めており(国税局の「路線価図」というHP)、土地の面積をかけて(修正のうえ)路線価額を算定します。路線価額も時価とは異なりますが、時価の8割位と言われており、路線価額を0.8で割るとだいたいの時価がわかります。

時価×0.8=路線価額 → 時価=路線価額 /0.8

不動産業者が「無料査定」サービスをしています。所有者や相続人であれば利用できます。査定額は時価を出してくれるものであり、数社から査定書をもらえばかなり確かな時価を知ることができます。
裁判所が時価を鑑定する等、時価についての確かな資料をとなると、不動産鑑定士に調べてもらうことになります。ただし、費用がそれになりに必要となります(20万円~)。

弁護士 井関佳法

ページトップへ戻る